團菊祭五月大歌舞伎夜の部22日/歌舞伎座：如意宝珠：SSブログ

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團菊祭五月大歌舞伎夜の部22日/歌舞伎座　[歌舞伎] [編集]

團菊祭五月大歌舞伎　　歌舞伎座
平成18年5月1日（月）～25日（木）
一、傾城反魂香
将監閑居の場
ニ、上、保名　保名菊之助
　　　下、藤娘藤の精海老蔵
三、黒手組曲輪達引
浄瑠璃「忍岡恋曲者」清元連中
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5/22（月）　夜の部　2回目の観劇
仕事の都合でどうしても４時半には間に合わず少し遅刻。
あまりに昼間忙しかったので、なかなか気持ちが切り替わらなくて
すぐには芝居に集中できなかった。。。。
「傾城反魂香」のトラ退治が終わって、又平夫婦が師匠を訪ねてくるあたりから見ました。

＜ネタバレあります＞

一、傾城反魂香
遅刻したため、修理之助（梅枝さん）のトラを消す見せ場を見逃してしまって残念。
又平とおとくが師匠を訪ねてきて修理之助（梅枝さん）が応対するあたりから見ました。
おとくが又平に代わり立て板に水の調子でながながと挨拶するくだりは、さらにこなれて
名調子、になっていたように思います。
（このあたりはまだ気持ちが芝居に入っていなくてあまり覚えていません）
狩野雅楽之助（松緑さん）が花道からだっだっだっとやってきました。声が好きですねぇ。
踊りもお上手なのですが、義太夫にのっての台詞も好き。
手水鉢の絵が移り、土佐の名字を戴いてからの又平の喜びようといったらもうすごいです。
又平（三津五郎さん）と女房おとく（時蔵さん）は息もぴったり、気持ちよく演じてるのでしょうね。
前半は少し重苦しい作品なだけに、後半になっての盛り上がりが強く感じられます。

ニ、上、保名　　　保名菊之助
今日の菊之助さんも美しい☆　ごめんなさい。他にあまり感想が出てこないのでした。
こんなに綺麗な若者の保名が狂っちゃうくらいだから、榊の前って絶世の美女だったのでしょう。
でも、保名はこの後榊の前に瓜二つの妹と出会って正気に戻って結婚するんでしたよね？
記憶違いでなければ、そのようなお話だったと思いました。
　　下、藤娘　　　藤の精海老蔵
場内は真っ暗、舞台がぱっと明るくなると・・・ドド～ン巨大な松に山盛りの藤の花。
舞台中央には黒の塗笠を被った海老蔵さん！スポットライト集中、視線集中。
この出の瞬間が一番好きだったりします。動くと固さを感じてしまうので、スチール写真の美に
近いかもしれない。公演も後半になってきましたがどうでしょう。

三、黒手組曲輪達引　　　　浄瑠璃「忍岡恋曲者」清元連中
これは何回見てもおもしろいですね～。序幕、花道から白玉（菊之助さん）と権九郎（菊五郎さん）
が出てくるだけでもうおもしろい。今日もまた権九郎はものすごい化粧。そこまでしなくても・・・
白玉は相変わらずしれ～っとして権九郎がネコのまねをしてゴロゴロきてもプイ、嬉しい顔をしろと
言われてもブー、まったくひどいおんなですねぇ。でも駆け落ちの道中必要な路金を持ってると
見せると「お金～☆＼(^o^)／」なんでそんな大きな声を出すのかと思えば、いたんです、そこに
悪いオトコ牛若伝次（海老蔵さん）。白玉の合図で権九郎から財布を奪い、そのまま池にドボン。
まんまとお金を手に入れ駆け落ちとなったところで追ってに捕まる白玉。伝次は「白玉、達者でなぁ
ぁぁ～！」と一言残してひとりで行っちゃいます。廓を抜け出し店の金を持ち出し、捕まった白玉は
大変キツク叱られるに決まってるのに、「達者で」ってそりゃひどいオトコです。でも美しいから許す。
そして、菊五郎さんのお遊び炸裂。舞台が暗くなり2001年宇宙の旅でおなじみのナンバーが流れ
もうわかっているのですが、矢鴨の着ぐるみがせりあがってきました。「團菊祭でも見に行けば
よかった」と恋のダウンロード♪にのって花道をさがっていきます。