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墨攻/試写会 [映画・DVD・TV]

墨攻 A BATTLE OF WITS
http://www.bokkou.jp/
監督・脚本・プロデューサー:ジェイコブ・チャン
原作:森秀樹
撮影監督:阪本善尚
アクション監督:スティーブン・トン・ワイ
美術:イー・チェンチョウ
音楽:川井憲次
編集:エリック・コン
照明:大久保武志
出演:アンディ・ラウ  アン・ソンギ  ワン・チーウェン  ファン・ビンビン  ウー・チーロン
チェ・シウォン  ウー・マ
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試写会 1/25(木) 新宿 厚生年金会館
中国戦国時代のお話とあって男性が多いのかと想像していたけれど
女性のが多いくらいでした。年齢層はけっこう広め。
予告や宣伝なくいきなり本編の上映。


<ネタバレあります>

2000年前の戦乱の中国を描いた同名のコミックの映画化。
10万の敵に囲まれた落城寸前の小国の城が、助っ人にやって来た1人の「墨家」に救われる
壮大な物語。平和のために戦う墨家の頭脳明晰な主人公革離をアンディ・ラウ。
ちょっといい人すぎるキャラクターだが戦いに悩み、愛を見つけ、静かなシーンもいい。
敵方の武将巷淹中将軍は韓国のアン・ソンギ。2人の対決はどちらも譲らぬ迫力。
陥落寸前の小城、味方は4千の住民、敵は10万の兵。絶対的不利な状況を知略を尽くした策で
民と城を守りきる。梁王や重臣たちのばかっぷりが革離の人格を際立たせるがあまりにも
情けない君主で最後は悲しくなってきてしまった。
巷淹中将軍を殺すシーンで窓ごしに見える梁王の表情は本当に嫌な顔で、巧いなぁ。
不勉強なもので中国思想の墨家というのがよくわかっていなかったため作中で「兼愛」が
たびたび出てくるがいまひとつすっきりこなかった。革離の揺るぎない信念のよりどころでも
あるのでもうちょっと説明してくれたら初めてこの作品に触れる人にもわかりやすいと思う。
「小国を助っ人(アンディ・ラウ)が大国の侵略から救ってハッピーエンド」を想像していたから
なんだか救いのないラストで正直ちょっとどんより・・・でもとても興味深かったので原作の
コミックかノベライズかどちらを先に読み始めようか、悩むところです☆

<ストーリー>
紀元前370年頃春秋戦国時代の中国。
巷淹中(アン・ソンギ)率いる趙の10万の大軍が住民わずか4千人の梁城を攻めるつもりだ。
梁王(ワン・チーウェン)は墨家に援軍を頼んでいたが未だ返答はない。
もはや時間切れで降伏しようとした時、墨家の革離(アンディ・ラウ)という男がたった1人で
城に到着する。彼の使命は「攻撃せずに守り抜くこと」。知略を武器に、敢然と戦いを挑む。
そして彼は1本の矢で趙軍の先遣隊を退けるが・・・
絶対的に不利な状況は続く、革離はいかにして民と城を守るのか。

↓2007年2月公開予定、今回の映画のノベライズ

墨攻

墨攻

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2006/12/12
  • メディア: 単行本

↓小学館のコミック版 ラスト

墨攻 (11)

墨攻 (11)

  • 作者: 酒見 賢一, 森 秀樹
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1996/11
  • メディア: コミック

↓文庫版 1~ 映画になった梁城攻防の話。

墨攻 (1)

墨攻 (1)

  • 作者: 酒見 賢一, 久保田 千太郎, 森 秀樹
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 1999/05
  • メディア: 文庫


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