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ベガーズ・オペラ/日生劇場 [オペラ・バレエ・舞台]

ベガーズ・オペラ
http://www.tohostage.com/beggars_opera/index.html
2008/3/4(火)~2008/3/30(日) 日生劇場
原作 : ジョン・ゲイ
音楽 : イローナ・セカッチ
脚色・演出 : ジョン・ケアード
翻訳 : 吉田美枝
訳詞 : 松田直行
<キャスト>
老役者=近藤 洋介
トム/ビーチャム=橋本さとし
ミセス・ビーチャム=森 公美子
ポリー・ビーチャム=笹本 玲奈
マクヒース=内野 聖陽
ロキット=村井 邦夫
ルーシー・ロキット=島田 歌穂
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3/20(祝) マチネ公演 生憎の雨、寒い。16日でキャスト交代があり前半ビーチャムを勤めた高嶋政宏さんからERUNさんお勧めの橋本さとしさんがビーチャムとトムの二役です。主演の内野聖陽さんは去年は大河ドラマでご活躍、新感線のメタルマクベスもよかったので楽しみ。。。他にも森久美子さんや村井邦夫さんなど豪華なキャストでの再演です。

DSC00144.JPG

1728年にイギリスで初演され犯罪社会を舞台に持ち込み、上流社会や政治家を徹底的に皮肉る作品。ブレヒトが「三文オペラ」の原型に用いたことでも知られている。汚職や政治腐敗などを風刺して現代にもあてはまる部分がいっぱいです。舞台は、3階建て構造、舞台上の左右に客席、そして前方に張り出した舞台、その左右にも客席、そして2階建の桟敷席。いつもの日生劇場とはまったく別の空間、イギリスのオンボロ劇場が出現していました。舞台上の客席に座ったお客さんは劇中に話しかけられたり、お手伝いさせられたりします。(ERUNさんは冒頭に箱を運び、最後に一緒にダンスしたそうです!)随所にお客さんを巻き込む演出がたくさんあります。休憩時間にもベガーたちが舞台や客席でお客さんを楽しませてくれる演出があり、一体感が持続し高まっていく感じです。ベガーさんたちはお菓子やお土産をお客さんからもらったりしていました。
ストーリーはベガー(乞食)の素人役者が一夜だけ劇場を借り芝居をするストーリーで、劇中劇のかたちです。久しぶりの内野さんは動きのキレもよくて、「セクシーカリスマ」(ぷぷぷなキャッチですが)のモテモテ色男マクヒースをとても楽しそうに演じていました。マクヒースの時とベガーのマッコリをわかりやすく分けてくれていて助かりました。前半は高嶋さんが演じていたビーチャムですが高嶋さんの見てないので比べようがありませんが橋本さとしさんのビーチャムもとても印象的で悪ぶりが決まってました。私は個人的には詩人のトムの時の橋本さんの方が好きですが。橋本さんがやっていたフィルチは原田優一さんに変更されていて、役の雰囲気にぴったりで歌も上手くてよかったです。楽曲はオリジナルに日本語の訳詩をつけていて、わかりやすい。訳詩にありがちな日本語の違和感なし。ソロで歌い上げ系のものは少なく、合唱、二重唱、三重唱など。曲調はややおとなしい感じで耳に優しいものが多いかも。森久美子さんの声が印象的でした。個性と存在感を活かした歌と演技で存在感たっぷり。コーラスの時は少し控えめに歌ってらしたみたい。村井さんもいいお声なんですね。20分と10分の休憩をはさんで全3幕、3時間半たっぷりとベガーズたちの舞台を楽しみました。

<ストーリー>
あるロンドンの老舗劇場。老役者のはからいにより、詩人・トムの脚本でオペラを上演することとなったベガーズが集まる。そのオペラの主人公は、女とギャンブルに目がない盗賊・マクヒース(内野聖陽)だ。密告屋の娘・ポリー(笹本玲奈)と結婚したかと思えば、監獄の看守の娘・ルーシー(島田歌穂)とも関係を持ち、ルーシーは身ごもってしまうが…。


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ERUN

花粉症発症で、踊ってる場合じゃなかったですけどね(笑)
橋本さん目当てでしたが、エキセントリックな高嶋兄のビーチャムも
かなり良かったですよ^^橋本ビーチャムも観たかった!!

by ERUN (2008-03-22 21:27) 

Ren

ERUN さん、ステージサイドシートを満喫されたようですね!
ビーチャムのキャラに高嶋さんってすごくよくハマる気がします。
でも橋本さんのビーチャムもとても素敵でしたよ!
by Ren (2008-03-23 18:42) 

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