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美しき幻/ルーシー・ゴードン [本]

美しき幻(「リヌッチ家より愛をこめて」シリーズ)
ルーシー・ゴードン(有森ジュン訳)
ハーレクイン イマージュシリーズ
http://www.harlequin.co.jp/index.html
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7/5発刊

毎月こんなにハーレクインシリーズが出版されているとは・・・というのがホームページを見たときの正直な感想。知人によると図書館にもずらっと並んでいたとか、私は図書館でハーレクインシリーズに気がついたことがないので並んでいるとは知りませんでした。もちろん恋愛やミステリーのシリーズのならびにあっても不思議ではありませんよね。

主役の一方イタリア人の超イケメンレーサーは、2年半前に出会い短い逢瀬を過ごした美女が忘れられなくてモンモンとしている。もう1人の主役は、病気で亡くなった美しい従姉妹の最後の願いをかなえるためにこの超イケメンに会いにやってきて、ミイラ取りがミイラになるわけで。周囲の人たちがありえないくらいにいいひとばかりで二人をくっつけようとしてるあたりは、さすが世界中の女性に夢をみさせるシンデレラストリーの王道。もちろん二人の間にはのりこえなければならない壁がいくつもあり、小さな誤解やすれ違いの果てに・・・・・というお話。もうちょっとサスペンス味がきいてるかと思えば、どちらかというと甘~いラブストーリーです。

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I 美しき幻

I 美しき幻

  • 作者: ルーシー・ゴードン
  • 出版社/メーカー: ハーレクイン
  • 発売日: 2008/06/27
  • メディア: 新書



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百年の愚行 [本]

百年の愚行
http://www.thinktheearth.net/jp/book/index.html
世界各国の古新聞に直接写真を貼りこんだオリジナル版の迫力を忠実に再現した「オリジナル複写版」は18.000円、さすがに手が出ないので普及版で。ショッキングな写真の連続に気分が悪くなるかもしれない・・・。過去の蛮行の数々を見せつけられる。しかもこれでもまだ全てではない。そう思うといったいどのくらい「ごめんなさい」なのかな。あ~、でも、読後最初の感想は「ごめんなさい」しかでてきませんでした。

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Think the Earth
http://www.thinktheearth.net/jp/index.shtml
Think the Earthプロジェクトは2001年に発足したNPO(非営利団体)。「百年の愚行」は2002年にThink the Earthの2つ目のプロジェクトとして発行されました。




百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版]

百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [普及版]

  • 作者: 池澤 夏樹
  • 出版社/メーカー: Think the Earthプロジェクト
  • 発売日: 2002/04/22
  • メディア: 単行本



百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [オリジナル複写版]

百年の愚行 ONE HUNDRED YEARS OF IDIOCY [オリジナル複写版]

  • 作者: 池澤 夏樹
  • 出版社/メーカー: Think the Earthプロジェクト
  • 発売日: 2002/04
  • メディア: 大型本


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乳と卵/文藝春秋2008年3月号 [本]

「乳と卵」 第138回芥川賞受賞(日本文学振興会主催)川上未映子著

ここ数年、芥川賞受賞作の掲載される文藝春秋は欠かさず買っている。選考委員の方の書評も掲載されているので手引きつきの読書のようだけれどお得感につられてしまう。単行本になるのを待つより早く安く読めるのだから。
長いセンテンスが大阪弁の口語調で綴られる文体に慣れるのが大変。関西弁になじみがないうえにひらがなで綴られることばのニュアンスが上手くつかめない。私と姉と姪、3人は互いに会話をしているようでしていない。物語の最後になってやっと娘は母にぶつかるのだけれどそこまでが長く感じてしまった。タイトルのつけ方はかなりインパクトありで成功なのかな。独特の、たしかに独特の世界だった。。読書は体力、途中でしんどいと思った作品。小説を書き始めて1年足らずでこれだけ書けるのはやはりすごいと。。。著者はまだ31歳、これからどんな作品を生み出すのか楽しみ。

<3/2付朝日新聞朝刊にも関連記事あり>







文藝春秋 2008年 03月号 [雑誌]

文藝春秋 2008年 03月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/02/09
  • メディア: 雑誌






頭の中と世界の結婚

頭の中と世界の結婚

  • アーティスト: 未映子, 木村玲, 佐藤研二
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2005/09/22
  • メディア: CD





乳と卵

乳と卵

  • 作者: 川上 未映子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2008/02/22
  • メディア: 単行本



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血液型と水 [本]

血液型によって「相性のよい水」があるらしい・・とランチで話題になりました。最初の振り出しは日本代表にも選ばれているサッカー選手が自身のブログに「こういう水・・」というのを書いていたというところから。女性が数名集まって血液型、水となれば否が応にも盛り上がってしまいます。「A型の人:ミネラルが多い硬水・バナジウムが含まれているもの」「B型の人:カルシウム成分の多い水・フレーバータイプの水(リラックス効果)・酸素水」「O型の人はアルカリ性の軟水」「AB型の人:カルシウム成分の多い水・酸素水・炭酸水」と話は進みます。で、いったいこの話どこから???

↓どうやら、話の出所はこの本らしい・・・

ミネラルウォーターの処方箋

ミネラルウォーターの処方箋

  • 作者: 藤田 紘一郎
  • 出版社/メーカー: 日東書院本社
  • 発売日: 2007/06/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

160種類もの水が紹介されているというのでちょっと読んでみたいです。

同じく水のガイドとしてはこちらも詳しそう↓

ミネラルウォーター完全ガイド―カラダにいい水・脳にいい水 (だいわ文庫)

ミネラルウォーター完全ガイド―カラダにいい水・脳にいい水 (だいわ文庫)

  • 作者: 松下 和弘
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 文庫

iwaki ジャグ 600 177-2212

iwaki ジャグ 600 177-2212

  • 出版社/メーカー: iwaki
  • メディア: ホーム&キッチン


iwaki パイレックス ジャグ・1000 1L ステンレス蓋 294-SV

iwaki パイレックス ジャグ・1000 1L ステンレス蓋 294-SV

  • 出版社/メーカー: iwaki
  • メディア: ホーム&キッチン


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ハンニバル・ライジング [本]

「ハンニバル・ライジング(上・下)」新潮社
羊たちの沈黙で異彩を放つキャラ、ハンニバル・レクター教授の生い立ちの秘密に迫る
31日土曜の午後に購入して夜までに一気に読みきってしまった。
4/21~映画も公開される予定だから、まず原作を読んでおかなくちゃと思ったのだけど
ぐいぐい引き込まれて途中でやめられなくなった。。相変わらず説明っぽい文章と
かなりのグロシーンがあるので好みは分かれるところだと思う。
彼の成長に重要な影響を与える女性が出てくるのだけれどちょっと不思議。
「とある国(ネタバレになるので伏せます)の女性」実在の女性をモデルにしているとも
言われている。このキャラは、ふ~ん?う~ん?な感想。映画化することを睨んでかな。
それとも趣味なのかしら。「とある国=神秘的」なイメージとか。先に映画のキャスティングも
知ってしまっているだけになんだかなんです。


ハンニバル・ライジング 上巻 (1)

ハンニバル・ライジング 上巻 (1)

  • 作者: トマス・ハリス
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 文庫


ハンニバル・ライジング 下巻 (3)

ハンニバル・ライジング 下巻 (3)

  • 作者: トマス・ハリス
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 文庫

映画は 4/21~公開予定
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ハンニバル・ライジング HANNIBAL RISING
公式サイト:http://www.hannibal-rising.jp/
監督:ピーター・ウェーバー
脚本・原作:トマス・ハリス
撮影:ベン・デイビス
衣装:アンナ・シェパード
音楽:アイラン・エシュケリ / 梅林茂
出演:ギャスパー・ウリエル  コン・リー  リス・エヴァンズ  ケビン・マクキッド ドミニク・ウェスト
リチャード・ブレイク スティーブン・ウォルターズ アイバン・マレビック
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オペラ座の怪人/創元推理文庫 [本]

オペラ座の怪人/創元推理文庫 (530‐2)
ガストン・ルルー (著), 三輪 秀彦(訳)

映画の「オペラ座の怪人」を見たので原作の ガストン・ルルー の小説も読みたくなって
会社帰りに銀座の書店で探したところ三輪 秀彦氏訳のこの版しか置いてませんでした。
すぐ欲しかったので他書と検討せず読み始めたのですが、思ったよりずっと長編小説。
「オペラ座の怪人」何度も映画にもなっているし子供向けのおはなしにも入っているが
なぜか「ノートルダムの背虫男」と記憶が混同してしまう。ルルーの原作を読むのは初めて。
19世紀風のとでも言うような重々しい訳文ともってまわったような表現が苦手な方もいるかも
しれません。私は「美しい日本語」だと思いましたが・・・少し無理のある箇所も。
ストーリーは面白いのでずんずん読み進めると思います。
次々と出てくる「幽霊」(怪人)の話、死体、舞台、支配人、そして新しい歌姫の恋をめぐる事件。
オペラ座の内部の細かい描写もたいへん興味深く、奇想天外な(でも詳細に調べて構築されてる)
切り穴や隠し扉のトリック、地下の城壁、迷路のような通路、探検モノのようにワクワクします。
ウェバー版は小説のエッセンスをものすごく上手に料理して舞台・映画の時間にまとめ上げている
ことを再認識させられました。短いシーンやセット・情景に小説の中の部分が余すところなく詰め
込まれています。恐るべしウェバーの才能。

クリスティーヌとラウルの恋も、小説のエピソードや「身分違い」の背景を読めばもっと切なく、
そして勇気あるものと深く感じることができます。映画ではラウルはいいとこ取りの恋人で
クリスティーヌに救われる青二才という感じでファントムの魅力に負けていましたが
小説の子爵(ラウル)はがんばってる、というか、マジメで、本気で、いい男っぷりです。
魅力的なファントムと違って怪人は、もっと怪人で怖かったです。

巻末の解説(紀田順一郎氏)で過去の映画の写真が数枚乗っています。
その中に500円版の怪人も!
読後の余韻も味わえ、やはり書籍は素晴らしい、ウェバーの成功も良い原作あってこそです。

オペラ座の怪人[DVD]

オペラ座の怪人[DVD]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: コスミック出版
  • 発売日: 2005/05
  • メディア: 単行本


オペラ座の怪人

オペラ座の怪人

  • 作者: 三輪 秀彦, ガストン・ルルー
  • 出版社/メーカー: 東京創元社
  • 発売日: 1987/01
  • メディア: 文庫


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