六月大歌舞伎 昼の部/歌舞伎座 [歌舞伎]
六月大歌舞伎 歌舞伎座
平成18年6月2日（金）～26日（月）
一、君が代松竹梅
二、双蝶々曲輪日記
三、昇龍哀別瀬戸内 藤戸
四、江戸絵両国八景 荒川の佐吉
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6/16（金） 朝から都内は激しい雨・・・ そんな空模様でも歌舞伎座の中に入れば
すっかり忘れてしまいます。今月も開演前にめでたい焼きをいただきました。
一、 君が代松竹梅
松の君 翫雀
梅の君 愛之助
竹の姫 孝太郎
幕が上がり、せり上がりで松竹梅の三方が登場します。平安朝の衣装も華やか雅ですねぇ。
楽しみにしていた愛之助さん、おぉ！三人の中でも格別美しさが際立っているような気が・・
（ものすごい贔屓目で、すみません）お正月のような雰囲気の華やかな舞でした。
ニ、 双蝶々曲輪日記
濡髪長五郎 幸四郎
吾妻 高麗蔵
放駒長吉・与五郎 染五郎
染五郎さまの力士ってどうなのよ！？と思ったのですが、まわし姿を見せることはありません。
幸四郎パパの重たい口ぶりが本物の相撲取りっぽくて、個人的にツボでした。
大阪堀江の角力小屋前、今日は人気の濡髪と素人角力の放駒の取り組みがあり賑わっている。
そこへ濡髪贔屓の与五郎といい仲の遊女吾妻 （高麗蔵さん）登場。女性は小屋に入れないので
茶屋で与五郎（染五郎さま）を待つことに。他の男から身請け話が出て困ってる可愛い女性。
取り組みは、放駒長吉（染五郎さま）の勝ち！小屋から次々と「長吉勝った！」「長吉勝った！」と
見物客が出てくる。ぐるぐる回ってるのだがすごい人数がでてきて楽しい。放駒贔屓のお侍二人
（錦弥さんと幸太郎さん）と放駒が現れ、吾妻の身請け話をして去っていく。花道を「のっしのっし」と
歩け、と指導するくだりはお約束だがおもしろい。次に小屋から出てくるのは与五郎（染五郎さま）
先ほどの放駒から一変して、なよなよ～な若旦那に変身。濡髪（幸四郎パパ）は小屋の出口で
ちょっと間をとって出てくる。存在感を大きく見せこういうのは上手いなぁっと感心してしまう。
小屋横の茶店の亭主が濡髪を誉めるとうれしくなってあれこれあげてしまう与五郎。濡髪の場所着
を着せてもらってよろこぶ姿もかわいい。角力放駒と与五郎の二役だが切り替えも上手くていい。
濡髪に呼ばれた放駒が小屋前に戻ってきた。今日の取り組みのことを話し、吾妻の身請け話の
後押しをやめるようにと言う濡髪。放駒も意地になっている。最後は茶碗を互いに割って決裂。
力量の差、濡髪はたやすく茶碗を握りつぶすが、放駒は割れない。こっそり刀の柄で割るのだ。
三、 昇龍哀別瀬戸内 藤戸
老母藤波
藤戸の悪龍 吉右衛門
浜の男磯七 歌昇
郎党長井景忠 松江
郎党和比八郎 亀鶴
郎党小林三郎 種太郎
郎党黒田源太 吉之助
浜の女おしほ 福助
佐々木盛綱 梅玉
厳島神社の宮島歌舞伎で初演された歌舞伎舞踊。
佐々木盛綱（梅玉さん）が松江さん亀鶴さん種太郎さん吉之助さんという姿のよい家来を連れて
登場します。何か訴訟があれば申し立てよとの言葉に老母藤波（吉右衛門さま）が出てきます。
わ～おばあさん役の吉右衛門さまだ。珍しい？あまりイメージにないです。でもごめんなさい。
お昼の後で、ここからしばらく意識が遠のいてしまう時間が・・・ありまして・・・鼓と笛の音が
心地よい子守唄になっちゃいました。
間の狂言は、浜の男磯七（歌昇さん）と 浜の女おしほ（福助さん）。
後半の、悪霊になった吉右衛門さまはこれはもうやっぱり大好きなお姿。すっぽんからどろどろ～
頭の上に龍の飾りがついててすごくカッコイイ！お顔も青隈ばっちり、口の中も真っ赤っか。
もちろん悪霊ですから強い、強い。剣には負けないけどありがたい念仏を唱えられてパワーが
落ちていきます。 盛綱がお数珠を握り締め、家来もみんなお数珠攻撃。吉右衛門様は花道へ
定式幕が引かれて鳴り物の方々が幕前で演奏。大向こうさんからは「たぁっぷりっとぉ！」のお声
太鼓の激しく小刻みなリズムに乗って、行きつ戻りつ、藤戸の悪霊は成仏していきました。
前半の記憶がかなりあいまいなので、筋や内容はともかく、悪霊退治のスペクタクルでした。
四、 江戸絵両国八景 荒川の佐吉
＜別記事にします。。。。。。＞
荒川の佐吉 仁左衛門
丸総女房お新 時蔵
仁兵衛娘お八重 孝太郎
大工辰五郎 染五郎
隅田の清五郎 愛之助
あごの権六 由次郎
極楽徳兵衛 権十郎
白熊の忠助 團蔵
鍾馗の仁兵衛 芦燕
成川郷右衛門 段四郎
相模屋政五郎 菊五郎
こんにちは～。
忘れないうちにと思って、なんとか私も記事書きました～。
別記事では、愛之助さんの二枚目ぶりを語られるのでしょうか（笑）。
そちらも楽しみにしております！
by (2006-06-18 13:33)
Renさん、こんばんは。
「角力場」では、染五郎さんが二役で大活躍でしたね～。
吉右衛門さんも珍しい老婆役と悪龍と対照的な二役お勤めで、楽しめました。
ＴＢさせていただきます。
by mami (2006-06-18 23:53)
ＥＲＵＮ さん、コメント＆ＴＢありがとうございます☆
思ったより早く書き上げましたね！って私が間に合ってないし（汗
今月は三役で大活躍の染五郎さんがよかったですねぇ。
吉右衛門さまはもう別格に大好きだし、仁左衛門さまもお若くて美しい☆
愛之助さんがあっという間に殺されたのが、悲しかったです。。。
by Ren (2006-06-19 06:48)
mami さん、コメント＆ＴＢありがとうございます☆
今月の歌舞伎座も豪華な配役でしたね～。
染五郎さんの活躍もとても楽しかったです。角力役ってどうかしら？と
少々不安でしたがとても可愛い長吉でした。「荒川の」の仁左衛門さまとは
年の差や違和感を感じさせない演技もすばらしかったですね。
by Ren (2006-06-19 06:51)
染五郎丈、今月は昼の部では大活躍でしたよねー。
与五郎でのつっころばしが、とても良かったです。
やはり和事が好きなんだなぁーと…
荒川の佐吉のレポも楽しみにしています。
by 愛染かつら (2006-06-19 18:47)
夜の部も楽しいですよー。幸四郎パパの生肌とか、若旦那の生肌とか…。
ハッ、いけない、いけない。
仁左衛門さまの女装も、けっこう美人だし。
でも、真正面から見ると、恐いかも…。
by (2006-06-19 21:36)
愛染かつら さん、コメント＆ＴＢありがとうございます☆
染五郎さん、昼も夜もがんばってますよねぇ。。。
「荒川の佐吉」の感想を書こうと思ってるのですが
まだできてません。。。汗
by Ren (2006-06-21 07:07)
もーもー さん、コメント＆ＴＢありがとうございます☆
夜の部は＞幸四郎パパの生肌とか、若旦那の生肌とか…。、ですか！
想像しただけでゾクっとするような色気ですね。
今週で楽ですが、幕見で行けたらなぁと思います。。
by Ren (2006-06-21 07:10)
Ｒｅｎさん、こんにちは～。
楽日に東京にいたので、幕見で行って鯛焼き食べたかったのですが、叶いませんでした。残念。。
まだ、歌舞伎座で観たことがないので、今年中に実現させたいと思ってます。
by ＹＵＭｉＫＯ (2006-06-30 18:25)
ＹＵＭｉＫＯ さん、こんにちは☆
お仕事で来ているとなかなか自由に動く時間はないですよね。
まだ数年後ですが建て替えが決まっているので歌舞伎座体験、ぜひ！
by Ren (2006-07-02 08:36)
6/25に観てきた感想をＴＢさせていただきましたm(_ _)m
｢藤戸｣で私も睡魔に襲われましたが、場面が違いました。年の違いでしょうね(笑)。老母藤波に吉右衛門丈の真面目で誠実な人柄がしっかりとにじみ出ているのを感じて一緒に泣いてしまい、その後の間狂言で意識が飛んでます(^^ゞその後の悪龍場面で復活！しかし３階西側だったため全く花道が見えず(T-T)次は絶対花道が見える席にします。
｢角力場｣も面白かった～。染五郎の二役も嬉しかったし、苦手だった幸四郎の歌舞伎の台詞まわしもこの作品では大丈夫。父子対決の迫力も堪能できました。私もようやく｢荒川の佐吉｣書きました。頑張って書いてくださいませm(_ _)m
by ぴかちゅう (2006-07-03 01:08)
ぴかちゅうさん、コメント＆TBありがとうございます☆
「藤戸」の老母に涙する場面・・・見逃してしまったのでせっかくのいいトコロを見てないじゃん！です（汗）ミーハーな私は悪龍退治できゃぁきゃぁ喜んでしまいました。「角力」もよかったですね。「荒川の・・」はもう記憶があやしくなりつつあるので危険ですが書きます。
by Ren (2006-07-03 07:15)
Ren様、まいど！
やっと記事をＴＢさせてもらいました。
なんだか今となっては、「荒川の佐吉」しか記憶にないのですが…トホホ。
by かしまし娘 (2006-07-03 08:27)
かしまし娘さん、コメント＆ＴＢありがとうございます☆
「荒川の・・」では愛之助さんが出てきた♪と思ったら数分で斬られて
え？え？え～でした。ってまだ記事書けてない（汗
by Ren (2006-07-04 06:33)