風林火山・晴信燃ゆ/日生劇場：如意宝珠：SSブログ

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風林火山・晴信燃ゆ/日生劇場　[オペラ・バレエ・舞台] [編集]

風林火山晴信燃ゆ
市川亀治郎
武田晴信・山本勘助二役ならびに宙乗り相勤め申し候
平成20年4月5日（土）～27日（日）
日生劇場
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4/25（金）　夜の部・・・千秋楽まであと3日、ぎりぎりでの観劇となった。お土産を勧める売店の方の声もやけに熱が入っているように思えたりして（笑）　山梨土産で有名な「信玄もち」、写真つき限定パッケージです。舞台中でも宣伝してました。きな粉が散るのが難点ですがおいしいですよね。。昼公演を見た方からはお客さまはやや年配層が多かったと伺いましたが夜は会社帰りと思われるサラリーマンやOLさん、お友達やお子さん連れなど思ったより幅広かったです。

井上靖氏の原作でNHK大河ドラマとして放映された「風林火山」をベースにしているので主役はもちろん亀次郎さん、大河とはキャスティングを変えて山本勘助との二役に挑戦されています。晴信と軍師・山本勘助の早替わりもお見事でした。欲を言えばあまり早替わりは多くないのと勘助が作りすぎかな。晴信を守り育てる武将・板垣信方にはJJサニー千葉さん！舞台で拝見するのは初めてって22年ぶりだそうですから。「千葉真一」のお名前を封印されてのご活躍。劇団☆新感線の舞台でも拝見している橋本じゅんさんはスベるギリギリのキャラを上手くまとめていらしてさすが。母の仁科亜季子さん、実年齢を忘れさせる美しさです。腹心の家臣の馬場信春・高橋和也さん、最近すっかり貫禄がついてきたみたいです。晴信を疎んじる父信虎に笠原章さん、大河ドラマと同じキャストの弟信繁を演じた嘉島典俊さん。晴信を取り巻く3人の女性は大和田美帆さん、尾上紫さん、守田菜生さん（三津五郎さんの長女）。

開演前から劇場内には作品の導入として音声が流れていて雰囲気作り、そして役者さんたちが舞台と花道、客席通路で小芝居をして楽しませてくれました。二階席の一部には宙乗りにため黒いボックスが設置されていて、「今日は宙乗りだ！」とワクワクさせてくれます。開演！場内真っ暗・・・舞台上には晴信を取り巻く重要人物が4人。晴信の人となりを語ります。役者さんの顔と役柄がすんなり頭に入るのでこの演出は好きです。そしていよいよ晴信登場！舞台奥から強烈なライト！動く装置に乗ってばばば～んと前にせり出してきます。うわぁ派手だな。キラキラする吹雪。今回の舞台はこうした演出がすばらしい場面がいつくもあってとてもすてき。かなり派手な感じかな。舞台セットはシンプルにで回り舞台を効果的に使用している。場ごとにセットを変更する必要がないので連続感があり、3時間半以上の長い舞台を飽きさせない。最後の宙乗りも、距離がないのであっという間かと思ったら、まず最上部近くまでずず～っと上がり、またす～っと花道へ下ろす、また上げる、という感じ。手綱を引くと馬の首がちゃんと本物っぽく動く。大変楽しい舞台でした。

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出演
武田晴信/山本勘助 --市川亀治郎
駒井政武 --橋本じゅん
馬場信春 --高橋和也
武田信繁 --嘉島典俊
三条夫人 --尾上紫
武田信廉 --松尾敏伸
由布姫 --守田菜生
於琴姫 --大和田美帆
武田信虎 --笠原章
大井夫人 --仁科亜季子
板垣信方 --JJサニー千葉
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