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わが魂は輝く水なり-源平北越流誌-/シアターコクーン [オペラ・バレエ・舞台]

わが魂は輝く水なり-源平北越流誌-
2008年5月4日(日・祝)~27日(火)
シアターコクーン
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/index.html
作:清水邦夫
演出:蜷川幸雄
美術:中越司
照明:大島祐夫
衣裳:小峰リリー
音響:友部秋一
**************************
5/9(金) 19時開演 場内はやや冷房が効きすぎで寒かった。。。。
途中15分の休憩をはさんで終演は21:40。ほぼ定刻通りに終了。
カーテンコールの萬斎さんは若返っていました。

DSC00221.JPG


<少々ネタバレあります>
源平合戦(平安末期)の時代、源氏と平家の間で勇猛果敢に生きた武将斎藤実盛(1111年~1183年)を主人公に描かれる清水邦夫氏の「わが魂は輝く水なり-源平北越流誌」を蜷川幸雄氏が演出。このお二人のコンビでの「幻に心もそぞろ狂おしのわれら将門」「タンゴ・冬の終わりに」などは記憶に新しいところ。
主人公の斎藤実盛を演じる野村萬斎さん、ず~っと老け役メークで銀髪。ラストに「実盛を隠す」と言って黒髪にするのでカーテンコールの時は若々しいです^^。実盛の息子・五郎に尾上菊之助さんは幽霊、薄絹を重ねた衣装。まったく衣装変えなし・・・残念。度々舞台から客席通路に降りてくる演出で、客席を抜けて退場するなど、すぐ近くを通るのでドキドキ。巴御前の秋山菜津子さんはいつもこんな感じなのかな~、染五郎さんと共演したときの「ツナ」と印象がダブってしまう。実盛の故郷の場の、大きな大きな藤は美しい。蜷川さんのこういう印象的な花の使い方が好き。合戦シーンも迫力がありました。義仲軍の狂気の理由、五郎の死の真実、実盛の心の闇、どんどん新しい事実が明らかになる展開、あっという間に終演でした。


<出 演>
野村萬斎
尾上菊之助
秋山菜津子
大石継太
長谷川博己
坂東亀三郎
廣田高志
邑野みあ
二反田雅澄
大富士
川岡大次郎
神保共子
津嘉山正種



わが魂は輝く水なり―源平北越流誌 (1980年)

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  • 作者: 清水 邦夫
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1980/02
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コメント 4

劇衆「漢組」

あの時代……新宿文化が華やかなりし頃……でした。
by 劇衆「漢組」 (2008-05-10 10:13) 

ERUN

面白かったです!あっという間に時間が過ぎちゃった。
菊之助さんと萬斎さまの掛け合いもたのしかったし。
それにしても、カーテンコールの萬斎さまの素敵なこと!!
菊之助さんとの2ショットを見る為だけでも、行ってよかった(笑)
by ERUN (2008-05-13 22:19) 

Ren

劇衆「漢組」 さん、時代を知る方には特別な思いが・・・・
by Ren (2008-06-01 09:57) 

Ren

ERUN さん、渋谷まで行ったかいがありましたね!
萬斎さんの老役が意外なほど違和感ないのに驚きでした。
by Ren (2008-06-01 09:58) 

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