ナイロビの蜂/試写会 [映画・DVD・ＴＶ]
ナイロビの蜂 THE CONSTANT GARDENER 公式サイト→http://www.nairobi.jp/
監督： フェルナンド・メイレレス 製作： サイモン・チャニング＝ウィリアムズ
原作： ジョン・ル・カレ 脚本： ジェフリー・ケイン
撮影： セザール・シャローン プロダクションデザイン： マーク・ティルデスリー
編集： クレア・シンプソン 音楽： アルベルト・イグレシアス
出演： レイフ・ファインズ レイチェル・ワイズ
ユベール・クンデ ダニー・ヒューストン ビル・ナイ ピート・ポスルスウェイト
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試写会 4/24（月） 新宿 厚生年金会館
開場時刻の18：00ごろに到着、すっごい並んでいてびっくり。最後尾に並んでから
席に着くまで20分くらいかかりました。そんなに並んでいても箱が大きいので席は余裕。
女性が多いかな？「世界が絶賛した愛の奇跡」ってキャッチだけど、愛というよりは貧困と
人道的援助の限界、横領、癒着、人体実験・・という問題を含んだサスペンス。
＜ネタバレあります＞
フェルナンド・メイレレス監督が、冒険小説の巨匠ジョン・ル・カレの原作を映画化。
不可解な妻の死の原因を突き止めようとするうちに世界的な陰謀の存在を見つける主人公。
今まで無関心だった妻の活動をなぞり妻の人生に寄り添う心の旅路を、ナイロビの雄大な自然と
アフリカ問題を背景に描く。命を賭けて謎に迫る夫をレイフ・ファインズ（ハリソン･フォード似）、
不慮の死を遂げる若妻をアカデミー賞有力候補のレイチェル・ワイズ。激しく熱い活動家の妻と
庭いじりが趣味のおだやかな外交官の夫。お互いを愛し幸せな生活だが、お互いのすべてを
知っているとは限らない。妻の死をきっかけに初めて妻の心に本当に向きあうことになる。
秘密にされていた事件、最愛の夫に話さなかったのは妻の愛。彼を巻き込みたくなかったから。。。
アフリカの乾いた大地、線路を歩く人々、スラム街、茶色いトタン屋根の家々、ＨＩＶ予防の広告
無料のＨＩＶ検査、結核、製薬会社からの援助、医薬品不足、横領、癒着、人体実験・・・
細切れに飛び込んでくるアフリカの抱える問題点も興味深い。
＜ストーリー＞
アフリカのナイロビでイギリスの外交官として働くジャスティンは、弁護士で救援活動家の美しい妻
テッサを殺されてしまう。彼女の死の真相を知りたいジャスティンは、妻が追っていた事件が薬品
メーカーによる現地の人々を使った人体実験であることを突き止める。
- 作者: ジョン ル・カレ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/12
- メディア: 文庫
- 作者: ジョン ル・カレ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2003/12
- メディア: 文庫
- 出版社/メーカー: 日活
- 発売日: 2006/11/10
- メディア: DVD
こんばんわ！ＴＢ＆コメントありがとうございました！
ラブストーリーとサスペンスの要素を上手く絡めて、
物語としてはうまくまとまっていたと思います。
かなり素晴らしい作品と思いました。
でも、やはり。
夫婦愛を全面に出し切った宣伝をしている分、
あの程度の描写ではちょっと・・・２人の夫婦としての絆が
分かりにくいかもしれませんね。
by 睦月 (2006-05-17 02:18)
睦月 さん、ＴＢ＆コメントありがとうございます☆
「世界が絶賛したラブストーリー」と煽ってましたが、恋愛に焦点を置くならもうすこしテッサとジャスティンの心情を描いてほしかったです。あまり二人の夫婦関係に感情移入できませんでした（笑）
音楽もアフリカの大地も美しく、そしてフィクションなのに現実っぽい悲惨さとの
対比、巨悪、サスペンスとしてもおもしろかったです。
by Ren (2006-05-17 07:27)
こんばんは♪
登場シーンからテッサのキャラには最後まで
馴染めずだったしストーリー自体も残念ながら
×でした・・・。
ただスラム街の描き方や音楽は最高でした♪ (ﾟ▽ﾟ)v
by Ｎｏｔｏｒｉｏｕｓ♪ (2006-05-22 00:18)
Ｎｏｔｏｒｉｏｕｓ♪さん、ＴＢ＆コメントありがとうございます☆
音楽と景色のベストマッチはすばらしかったですねぇ～。
英国外交官がゴルフをしてて、カメラがパンすると、線路を挟んで
スラム街を映すところは、色の対比、状況の対比がすばらしいかったです。
テッサのキャラは、私も、う～ん、でした。
by Ren (2006-05-23 07:07)
TBどうもでした～♪
>細切れに飛び込んでくるアフリカの抱える問題点も興味深い。
普段、日本でノホホンと暮らしてると、忘れてしまいそうになるけど、世界の至る所で、こういった問題が多発してるんだよねぇ・・・
http://hatchi.jugem.jp/
by はっち (2006-05-27 07:44)
はっちさん、ＴＢ＆コメントありがとうございます☆
ジャスティンが命がけでテッサの死の真相と巨悪を告発しても
また次々と同じようなことがおきるんだろうなぁと思うと切なくなります。
搾取される人々はずっと搾取され続けるのですね。。。。
by Ren (2006-05-27 09:01)
はじめまして（＾＾）
「ナイロビの蜂」で検索してこちらに来ました。
Renさんはひと月以上前にご覧になったんですね。
私は先日見てきました。みなさんと大体同じ感想です。。
でもあのラストは余韻が残って好きです。ストーリーとしては悲劇ですが・・
HPで川柳など書いています。時々映画をネタにしています。
「ナイロビの蜂」でも二句作ってみました。よかったら寄ってやって下さい♪
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/saintex70
by ray (2006-06-04 18:05)
ray さん コメントありがとうございます☆
試写会で一足お先に見させていただきました。
湖で最後の時を待つジャスティンの静かな表情が切なくてなんともいいです。
ＨＰ拝見しました、毎日川柳を作るのってすごいですね！尊敬～。
by Ren (2006-06-05 06:41)
はじめまして、
日本では、もう封切りは終わっているので超亀レスだと思います。
中近東の某国で勤務しているジャスティンの同業者です。
こちらは、映画の封切りは早いんですが、一週間程で打ち切られてしまうので、映画館で見損ねましたが、最近、ＤＶＤが出たので早速買いました。
色々な意味で良い映画ですね。アフリカの映像もとてもキレイでした。
特に個人的には、こちらでは最近は、レバノン問題が日本でも報じられていると思いますが、世界には悲惨なことは限りなくありますし、この仕事をしているとそういうことを目撃したり、時にはそれに巻き込まれたりもします。私も、朝会話を交わした同僚が夕方には殺されたという経験がありますが、実は、はじめのジャスティンの取った態度は、同業者として、良く理解できます。悲惨なことに関わるが故に、そういうものから逃避しようとするのは仕方が無いと思います。
映画ではジャスティンが妻の死を契機に、そういう無関心な態度から脱皮しますが、それは、映画だからで、現実はもっと厳しいものです。
最後に、英語の字幕スーパーで見ましたが、この映画の英語は、ピンク･パンサーなんかに比べたら相当難しいです。
by ジャスティンの同業者 (2006-08-03 05:19)
ジャスティンの同業者さん、コメントありがとうございます☆
中近東でお仕事されているのですか？ジャスティンの同業者？
なんだかすごいですね。
仰るとおり日本でも中近東情勢が新聞を賑わしています。
この作品の「英語の難しさ」についてはすっかり記憶にないので
ＤＶＤを見るときに気をつけてみますね＾＾
by Ren (2006-08-03 07:15)
ＴＢさせていただきました。
噂どおりの名作で、社会派の映画でありながら心から感動しました。
by タウム (2007-10-27 07:45)
タウム さん、ＴＢありがとうございます☆
好みは分かれると思いますが私は好きです。
鮮やかなアフリカの色が印象的な作品でした。
by Ren (2007-10-28 08:06)