乳と卵/文藝春秋2008年3月号 [本]
「乳と卵」 第138回芥川賞受賞(日本文学振興会主催)川上未映子著
ここ数年、芥川賞受賞作の掲載される文藝春秋は欠かさず買っている。選考委員の方の書評も掲載されているので手引きつきの読書のようだけれどお得感につられてしまう。単行本になるのを待つより早く安く読めるのだから。
長いセンテンスが大阪弁の口語調で綴られる文体に慣れるのが大変。関西弁になじみがないうえにひらがなで綴られることばのニュアンスが上手くつかめない。私と姉と姪、3人は互いに会話をしているようでしていない。物語の最後になってやっと娘は母にぶつかるのだけれどそこまでが長く感じてしまった。タイトルのつけ方はかなりインパクトありで成功なのかな。独特の、たしかに独特の世界だった。。読書は体力、途中でしんどいと思った作品。小説を書き始めて1年足らずでこれだけ書けるのはやはりすごいと。。。著者はまだ31歳、これからどんな作品を生み出すのか楽しみ。
<3/2付朝日新聞朝刊にも関連記事あり>
ここ数年、芥川賞受賞作の掲載される文藝春秋は欠かさず買っている。選考委員の方の書評も掲載されているので手引きつきの読書のようだけれどお得感につられてしまう。単行本になるのを待つより早く安く読めるのだから。
長いセンテンスが大阪弁の口語調で綴られる文体に慣れるのが大変。関西弁になじみがないうえにひらがなで綴られることばのニュアンスが上手くつかめない。私と姉と姪、3人は互いに会話をしているようでしていない。物語の最後になってやっと娘は母にぶつかるのだけれどそこまでが長く感じてしまった。タイトルのつけ方はかなりインパクトありで成功なのかな。独特の、たしかに独特の世界だった。。読書は体力、途中でしんどいと思った作品。小説を書き始めて1年足らずでこれだけ書けるのはやはりすごいと。。。著者はまだ31歳、これからどんな作品を生み出すのか楽しみ。
<3/2付朝日新聞朝刊にも関連記事あり>
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